建設業で“儲かるISO”を構築するためには
「ISO認証取得しても、書類が増えただけで何もいいことがない」
「審査の前に、担当者が書類を作成しているだけで、他の社員は、ISOに全く関与していない」
そしてついには
「こんなISOはもう止めたい」
ISO認証取得企業より、こんな声が聞こえます。
ところが一方で、
「ISOを構築し運用することで、社員が育ち、お客様の評価があがった」
「ISOをきちんと運用することで、原価が下がった」
という会社もあります。
両者はどう違うのだろう、と調査しつくした結果、“儲かるISO” 5つのポイントを作成しました。
“儲かるISO”5つのポイント
ポイント1
目標管理
目的、目標、実施計画を明確に定めることで、ISOを運用することで業績を上げることができます。
| 【目的】 できるだけ大きい方がいい 他人の幸せの方の力がでる |
【目標】 定量化すること |
【実施計画】 数値を用いて記載する方が、 達成率が高くなる |
|
|---|---|---|---|
| 個人 |
家族、仲間の幸せ | 体重5㎏減 | 毎日5㎞歩く |
| 品質 | 顧客満足の向上 | 規格値±85% | 検査回数を2回とする |
| 環境 | 地球資源の保全 | 産業廃棄物10%削減 | 5種類の分別の実施 |
| 安全 | 家族の幸せ | ヒヤリハット5件/日 | 毎日17時よりヒヤリハットミーティングを行う |
ポイント2
5Sと報連相
仕事の基本である報連相(報告、連絡、相談)と5S(整理、整頓、清掃、清潔、躾)。
これは、ISOの基本でもあります。
ISO9001 5.5.3には内部コミュニケーションという要求事項があります。これは、報連相(報告、連絡、相談)の実践のことです。
| 誰に対して | 何を伝えるのか | |
|---|---|---|
| 報告 |
指示・命令・依頼を した人に対して |
【義務的コミュニケーション】指示・命令・依頼への返答 |
| 連絡 | 関係者全員 | 【自主的コミュニケーション】相手に伝えたほうが良いと思うこと |
| 相談 | 報告、連絡をしている間柄 | 【相互信頼的コミュニケーション】自分が聞いて欲しいと思うこと |
ISO9001 6.4には作業環境という要求事項があります。5Sの徹底も、この要求事項に含まれます。
| 5S | 意味、内容 |
|---|---|
| 1S整理 | 要るものと要らないものをわけて、要らないものを捨てること |
| 2S整頓 |
要るものがすぐに取り出せるようにする |
| 3S清掃 | 掃除+気配り(設備や道具の点検も同時に行う) |
| 4S清潔 | 1S整理、2S整頓、3S清潔のルールを作り、徹底して実施する |
| 5S躾 | ルールを強制し、習慣化させる |
報連相、5Sが十分に行われていない状態で、ISOを運用してもうまくいきません。まずは報連相、5Sの徹底を行いましょう。内部監査でも、報連相、5Sが不十分だと「不適合」として指摘することが必要です。
ポイント3
儲かる不適合
手順書と現実との差のみを「不適合」として認識しても、「儲かるISO」にはなりません。
「これはおかしい」「これでは儲からない」と気づく習慣を身につけるためには、「儲かる不適合」を定義しておく必要があります。次に「儲かる不適合」の事例を紹介します。
| 内容 | 項目 (ISO9001) |
儲かる不適合 下記の状況が見受けられたら不適合とする |
どうすればよいか |
|---|---|---|---|
| 目標管理 |
5.4 | 目標のレベルが甘すぎる、 もしくは辛すぎる |
目標レベルはやる気の源泉で あるので適切なレベルの目標にする |
| 教育 | 6.2 | 計画された教育を実施しても
目標達成につながらない 事例:マンネリ化した教育の実施 |
すべての活動は、目標を達成する
事につなげるためのものである 事例:目標達成のためのスキルを 上げるための教育の実施 |
| 顧客対応 | 7.2 | 顕在化した要望(ニーズ)のみで、
顧客の潜在化した欲求(ウォンツ) を把握していない 事例:図面(ニーズ)通りの施工をする |
顕在化した要望(ニーズ)だけでなく、
潜在化した欲求(ウォンツ)を 把握しなければ、受注は増えない 事例:図面(ニーズ)通りだけでなく、 創意工夫(ウォンツ)を実施している |
| 施工管理 | 7.5 | 現場のムダ・ムリ・ムラ
事例:現場の5S(整理、整頓、清掃、 清潔、躾)が不十分である |
現場のムダ・ムリ・ムラは
原価アップの最大要因である 事例:5Sを徹底して実践している |
報連相、5Sが十分に行われていない状態で、ISOを運用してもうまくいきません。まずは報連相、5Sの徹底を行いましょう。内部監査でも、報連相、5Sが不十分だと「不適合」として指摘することが必要です。
ポイント4
顧客満足
お客様が満足しているかどうかを徹底調査し、お客様の満足を超える感動を生み出す。
| 顧客満足の監視 (ISO9001 8.2.1) |
どうなるか |
|---|---|
| 不満足|事前期待>事後評価 | お客様の期待を満たしていないので、不満足になり、お客様は離れる。 |
| 満足|
事前期待=事後評価 |
お客様の期待通りの評価であるので、満足である。 ただし、普通のサービスに終始すると浮気をされる恐れがある。 |
| 感動|事前期待<事後評価 | お客様の期待を超える評価を得ることができると、感動を与えることが できる。感動したお客様は、リピーターとなったり、別のお客様を 紹介していただけるようになる。 |
ポイント5
是正、予防処置
これを読んでいただいている皆さんご自身に質問です。
皆さんは,以下のA、B、Cのどのタイプにあたるでしょうか。
B 問題が発生してから、対策を考える幹部、社員
C 問題が発生する前から、対策を考えている幹部、社員
Aの方は、問題外です。もしもこのような方が、幹部社員であれば、それは幹部でなく会社の患部です。
Bの方は、「是正処置(再発防止処置)」を実行している方です。一度犯したミスを二度と起こさないと決意している方です。
Cの方は、「予防処置(未然に問題の発生を防止する)」を実行している方です。常に危機感を持っており、早め早めに手を打つ方です。
いうまでもなく、Cの予防処置を実行している方がベストです。会社にとっての財(たから)である人財です。
しかし、現実には、1年間に一度も予防処置を立案していない経営幹部がいます。私は、そのような危機感のない幹部は存在そのものが「不適合」だと考えます。目の前のことに追われるばかりでなく、自社の行く末を案じ、早期に対応策を考え、討議し、社員さんを巻き込み、実行に移していく幹部がいなければ、会社の存続はありえません。
予防処置こそが、ISOの本質であると心得てください。
以上を踏まえて、弊社では、お客様のISO運用環境をより良くするためのサポートを行います。
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※詳しくは、【儲かるISO無料ノウハウ集】をご覧ください!




















