ぼくがいるよ【がんばれ建設】NO 1351【働き方改革】

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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年7月5日

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今日の一言
「安全基地を作ろう」
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NPO法人日本語検定委員会主催で毎年行われる『日本語大賞』
で2014年、文部科学大臣賞・小学生の部を、受賞した森田悠生君
の作品「ぼくがいるよ」をお読みください。

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「ぼくがいるよ」 森田悠生

お母さんが帰ってくる!
一ヶ月近く入院生活を送っていたお母さんが戻ってくる。
お母さんが退院する日、ぼくは友だちと遊ぶ約束もせず、
寄り道もしないでいちもくさんに帰宅した。
久しぶりに会うお母さんとたくさん話がしたかった。
話したいことはたくさんあるんだ。

帰宅すると、台所から香ばしいにおいがしてきた。
ぼくの大好きなホットケーキのはちみつがけだ。
台所にはお母さんが立っていた。
少しやせたようだけど、思っていたよりも元気そうでぼくは
とりあえず安心した。
「おかえり」いつものお母さんの声がその日だけは特別に
聞こえた。
そして、はちみつがたっぷりかかったホットケーキがとても
おいしかった。
お母さんが入院する前と同じ日常がぼくの家庭にもどってきた。

お母さんの様子が以前とちがうことに気が付いたのはそれから
数日経ってからのことだ。
みそ汁の味が急にこくなったり、そうではなかったりしたので
ぼくは何気なく「なんだか最近、みそ汁の味がヘン。」と言って
しまった。
すると、お母さんはとても困った顔をした。

「実はね、手術をしてから味と匂いが全くないの。
だから、料理の味付けがてきとうになっちゃって・・・」
お母さんは深いため息をついた。
そう言われてみると最近のお母さんはあまり食事をしなくなった。
作るおかずも特別な味付けが必要ないものばかりだ。

しだいにお母さんの手作りの料理が姿を消していった。
かわりに近くのスーパーのお惣菜が食卓に並ぶようになった。
そんな状況を見てぼくは一つの提案を思いついた。
ぼくは料理が出来ないけれどお母さんの味は覚えている。
だから、料理はお母さんがして味付けはぼくがする。
共同で料理を作ることを思いついた。

「ぼくが味付けをするから、一緒に料理を作ろうよ。」
ぼくからの提案にお母さんは少しおどろいていたけど、すぐに
賛成してくれた。
「では、ぶりの照り焼きに挑戦してみようか」お母さんが言った。
ぶりの照り焼きは家族の好物だ。
フライパンで皮がパリッとするまでぶりを焼く。
その後、レシピ通りに作ったタレを混ぜる。
そこまではお母さんの仕事。
タレを煮詰めて家族が好きな味に仕上げるのがぼくの仕事。
だいぶ照りが出てきたところでタレの味を確かめる。
「いつもの味だ。」
ぼくがそう言うと久しぶりにお母さんに笑顔が戻った。

その日からお母さんとぼくの共同作業が始まった。
お父さんも時々加わった。
ぼくは朝、一時間早起きをして一緒に食事を作るようになった。

お母さんは家族をあまり頼りにしないで一人でなんでもやって
しまう。
でもね、お母さん、ぼくがいるよ。
ぼくはお母さんが思っているよりもずっとしっかりしている。
だから、ぼくにもっと頼ってもいいよ。
ぼくがいるよ。

いつか、お母さんの病気が治ることを祈りながら心の中でそう
くり返した。
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このような状態を家族が「安全基地」であるといいます。
お母さんがたとえ困っても、家族が助ける。
子供が困っているときは、お父さんや、お母さん、そして
兄弟が助ける。
これが安全基地です。

私は、会社がこのような状況になり、会社が安全基地になること
ことが、働き方改革だと思います。

忙しい現場があれば、全社をあげて支援する。
工期が間に合わないと、応援を出す。
ITの弱い人がいれば、得意な人が教える。
家庭の状況で残業ができない人がいれば、仲間が補助する。
若い人が悩んでいたら、しっかり話しを聞いてあげる。
地震や台風被害があれば、災害ボランティアに向かう。

このような会社になれば、採用も増えるし、定着率も上がる
と思うのです。

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【編集後記】
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今朝、セミナー紹介動画を撮影しました。
ホームページ担当の社員さんがプロデューサーとなり
何度もだめ出しをされながら、なんとか撮影できました。
「降籏さんダメです。もう一度お願いします」
という声から、その社員さんの成長を感じ、とてもうれしく
思いました。