【がんばれ建設】NO 1347【働き方改革】「じっとしていても体の疲れは取れない」

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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年6月28日

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今日の一言
「ランニング、散歩をしよう
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働き方改革が進み、以前に比べて残業が減り、休日が増えました。
仕事をする時間が確実に減っています。
仕事をする時間が減ると疲れがなくなるのでしょうか。

『スタンフォード式 疲れない体』の著者・山田知生さんは
「パフォーマンス低下をもたらす“慢性的な疲れ”の原因は、
働く時間の長さだけでなく、休み方にもある」と言っています。
つまり、仕事をしていないときに、ぼーっとしているだけでは
疲れは取れないのです。

日本人の「休日の過ごし方」はどうでしょうか。

忙しく働いた週末、できるだけ体力を使わないように、出掛けず
家で過ごす人も多いのではないでしょうか。
2014年に厚生労働省が実施した「実際の休日の過ごし方」調査
によると、休みの日、「何もせずにゴロ寝で過ごす」人は25%、
「インターネットをして過ごす人」は41.5%にも上るとのこと。

しかし、せっかく休みがあっても「家で寝ていたい」「休みの日
くらい、体を動かさず、回復を図りたい」など、体を動かさずに
じっとしていると、実は疲れは取れないどころかむしろ増大する
可能性すら指摘されているのです。

人間の体が「じっとしている」のに適さないことは、さまざまな
調査によって判明しています。
たとえば「立っている」より「座っている」ほうが、体に負担が
少ない気もしますが、内実は大きく異なります。

「座位行動研究の第一人者」といわれるオーストラリアの
ネヴィル・オーウェン博士によると、座ってばかりいると血流
ばかりか代謝も悪くなり、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、糖尿病の
リスクも高まるとのこと。
アメリカでは「Sitting Kills You」という記事も報道され、
スタンフォードの医学部も「座りっぱなしの勤務態勢の見直し」
を唱えています。

「疲れをとるためにじっとしている」という作戦をとっていると、
夜間に回復が捗らない分、反対に疲れやすくなるのです。

逆説的に聞こえるかもしれませんが、疲れを取るときこそ、体を
動かすことが有効になります。

といっても、汗を大量にかくほど運動すると疲労は余計にたまる
ので、「ゆっくり走る」「泳ぐ」といった軽い有酸素運動を20分
ほど行うのがベストとされています。

また、走る前に「軽くスキップを10回」「両足で飛んで両足で
着地する動きを10回程度」行うことで、中枢神経を効果的に刺激
して、体の各部と脳神経のズレを矯正してから運動できる効果も
期待できます。

また、「疲れないためにじっとしている」よりも、体を軽く動か
したほうが、「血流が促進されて脳と体にたくさん酸素を運ぶ
ことができ、疲労物質の対流を防ぐ」ことにもつながります。

疲れているときほど「何もやりたくない」と思うかもしれません
が、そんなときこそ、軽い有酸素運動をすれば疲れを翌日に持ち
越さずに済みます。
人間の体は、動くことでこそパフォーマンスを存分に発揮できる
ように設計されていて、これは「回復のパフォーマンス」でも
まったく同じなのです。

このように、スポーツ医学の世界で唱えられている「動的回復」
は、脳・内臓・筋肉レベルで体のリカバリー機能を促進する作用
があり、日常生活に取り入れることができれば、疲労回復効率と
日中のパフォーマンスを確実にレベルアップさせることができる
はずです。
反対に、従来の「休む=じっとする」ままであれば、体の
ダメージを余計に増大させてしまうことになりかねないのです。

建設業の現場で働く人たちは、常に体を動かしているので
かなり健康であるといえます。
とはいえ、休日にゴロゴロしているだけでは疲れがとれません。
軽いランニングや散歩、子供と公園に行く、思い切ってジムに
行く、ご家族や友人とハイキングや山登りをするなど
体を動かす休日の過ごし方をすることが必要です。

私がダムやトンネルの工事現場で働いていた時、地元の方々は
夕方になると、ソフトボールやバレーボールを地域の人たちと
楽しんでおられました。
とてもうらやましいと感じましたし、結局その方が疲れが
とれるのですね。

残業が減って休日が増えた分、体を動かしてしっかり疲れをとり
より一層仕事の質をあげたいものです。

『スタンフォード式 疲れない体』山田 知生著(サンマーク出版)
を一部参考にしました。

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【編集後記】
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いよいよ台風のシーズンになりました。
建設業は地域の安全を守る大切な存在です。
くれぐれも事故には気をつけて、道路や河川の安全を守られ
ますこと、祈っております。