【がんばれ建設】NO 1324【建設技術】「たとえ明日地球が滅びようとも、未来のために木を植える」

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がんばれ建設
~建設業専門の業績アップの秘策~
作者;ハタ コンサルタント株式会社 降 籏 達 生
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■2019年5月13日

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今日の一言
「本当の学問」
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「たとえ明日地球が滅びようとも、未来のために木を植える」
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吉田 松陰は、明治維新の精神的指導者・理論者・倒幕論者
として知られます。
私塾「松下村塾」で、後の明治維新で重要な働きをする多くの
若者に思想的影響を与えました。

安政元年三月二十八日、吉田松陰は牢番に呼びかけました。
その前夜、松陰は金子重輔と共に伊豆下田に停泊していた
アメリカの軍艦に乗り付け、海外密航を企てたのです。
しかし、失敗して、牢に入れられたのです。

「一つお願いがある。それは他でもないが、実は昨日、
行李(こうり)が流されてしまった。
それで手元に読み物がない。
恐れ入るが、何かお手元の書物を貸してもらえないだろうか」
牢番はびっくりした。

「あなた方は大それた密航を企(たくら)み、こうして捕まって
いるのだ。
何も檻の中で勉強しなくてもいいではないか。
どっちみち重いおしおきになるのだから」

すると松陰は、
「ごもっともです。それは覚悟しているけれども、自分がおし
おきになるまでにはまだ時間が多少あるであろう。
それまではやはり一日の仕事をしなければならない。
人間というものは、一日この世に生きておれば、一日の食物を
食らい、一日の衣を着、一日の家に住む。
それであるから、一日の学問、一日の事業を励んで、天地万物へ
の御恩を報じなければならない。
この儀が納得できたら、是非本を貸してもらいたい」

この言葉に感心して、牢番は松陰に本を貸しました。

すると松陰は金子重輔と一緒にこれを読んでいたけれど、
そのゆったりとした様子は、やがて処刑に赴くようには全然
見えませんでした。

松陰は牢の中で重輔に向かって言いました。
「金子君、今日このときの読書こそ、本当の学問であるぞ」

牢に入って刑に処せられる前になっても、松陰は自己修養、
勉強を止めませんでした。
無駄といえば無駄なのですが、これは非常に重要なことだと
いうのです。

「さんとう」という言葉があります。
電力の鬼と言われた 松永安左エ門の言葉です。

「闘(とう)病、投(とう)獄、倒(とう)産」のような大きな
挫折を味わったことのない人間は、大したやつにはならない、
ということです。

大きな挫折にあったときの態度や行動言動が、「人物」である
かどうかを決める。
最後の最後まで投げ出さずに努力や勉学の情熱を燃やし続ける
のか、はたまた自暴自棄になってやる気を失うのか。

「たとえ明日、地球が滅びようとも、今日私はリンゴの木を
植える」
という マルティン・ルターの言葉でも同じことを言っています。

ところがなかなかそのような行動はできないものです。
1級施工管理技士に合格すれば、もう一丁上がりだとばかりに
資格試験に調整せず、勉強さえもしない人がいます。
現場所長になれば、「仕事は部下がする」とばかりに、勉強を
しなくなる人がいます。
50歳を過ぎると、「私は新しいことはよくわからないので
ICTなどは若い人がやって欲しい」
などといって新技術から逃げる人がいます。

しかし技術者は一生勉強です。
たとえ、明日地球が滅びようとも、未来のために木を植える
建設技術者でありたいものです。

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【編集後記】
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本日より若手施工管理技術者セミナーが始まりました。
入社5年程度の若手が受け身から主体的に仕事をするようになる
こと、さらには早期に資格を取得するようになること、を目的
としています。
一皮むけた技術者になってもらえるよう、精一杯取り組みます。